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ヒラメキはトキメキとともに

 

 

みなさん、毎日お仕事、楽しんでますか?

いまや、自営業者に限らず、あらゆる人々が、終身雇用という枠組みから外れ 複数の組織を渡り歩くのが当たり前の時代、 つまり、自主独立の時代に突入しています。

そもそも、組織の寿命が人ひとりの寿命より短くなっているわけですからね。

そこで求められるのは、たとえ一見肉体労働をしているように思える人であっても根本において知的労働者として自分の人生をつくりあげていく必要があるわけです。

 

ドラッカーがいうところの、自らをマネジメントする能力、というわけです。

つねに、自分自身がイノベーションを起こしていかなければなりません。

 

イノベーションといえば、ひらめく力、が重要ですよね。

もちろん、情報収取は重要です。

十分なインプットは必要です。

しかし、インプットだけで満足しているのもよろしくないですね。

 

たとえ、ちょっとしたインプットからでも、

なんらかのアウトプットを出して見せる。

それがひらめきです。

 

この記事ではひらめきについての話をしていきたいと思います。

 

ひらめき

ひらめきはどのようにして起こるのか、ということを研究した例が

過去にいくつかあります。

 

人の頭の中で、いったいどのようにして何かを思いつくのか?

 

思いついた本人ですら、理由や手順は明確にできない分野です。

その難しさゆえ、あまり多くの研究例はありません。

 

そもそもこのような研究には、何らかの課題・クイズが必要になります。

何か、一般的に解法の確立されていない課題です。

ひらめいて、答えにたどり着くその過程について研究したいのです。

だから、ひらめかない限り答えられない、そんな課題が必要なのです。

 

 

たとえば、こんなクイズ(パズル?)はどうですか?

 

手元に同じ長さの鉛筆が6本あるとします。

この6本をつかって、同時に正三角形を 4 個つくってください。

(別に鉛筆でなくて、マッチ棒でもいいですし、単なる棒でもいいです)

 

それから、こんなクイズはどうですか?

 

「一□一城」・・・この□の中に漢字を一文字入れて熟語を完成してください。

ただし以 下の条件をまもってください。

条件:「国」を入れてはいけません。

 

いかがですか?簡単すぎるという人もいたかもしれません。

人によっては、すでにこ の問題を知っていたかもしれません。

 

悩んだ人は、考えに考えて、完全に煮詰まってから、しばらくまったくその問題から離 れて、何か別のことをすることがおススメです。

気分転換的なゲームや、運動でもいい かもしれないですし、まったく違った仕事に頭を使うのでもいいかもしれません。

とにかく、今考えていた問題をまったく忘れてしまうような何かをするのです。

 

そのうえで、再び、問題に取り組むと、新しいアイディアが出てくることがあります。

このとき、気分転換として、どんな活動をすると、一番ひらめきやすいのか、また、何 分間(何日間?)気分転換を続けるのがベストなのか、といった研究結果があると面 白いのですが、残念ながら今のところ、これといった結論はありません。その人の好きなようにやるしかないのです。

それこそ、一般に、頭の活性化にはよくないとされている、ゲームやテレビであっても 構わないようです。

 

ところで、上記のようなクイズ(パズル)も、まあ面白いのですが、そんなにいくつも新 しいネタをつくるわけにはいきません。

そこで過去の研究では、身近な日用品を使って、何か物理的な目的を実現する課題 が、使われることが多かったようです。

有名なものに、ゲシュタルト心理学者、カール・ドゥンカーによって考案され、彼の死後 1945 年に発表された「ロウソク問題」があります。

これは非常に示唆に富む実験でし た。

何をするかというと、被験者の人たちにはこんな課題を出します。

ろうそくをコルクボードの壁に固定して、火をつけてください、ただし融けたロウが、下 の机にしたたりおちないように。という課題です。

使っていいものはロウソクのほか に、一束のマッチ、一箱の画びょうだけです。

 

Wikipedia より

普通のアプローチであれば、ロウソクに画びょうをぶっ刺して、なんとかコルクボード まで貫けないかということから考えるのでしょうが、まず無理です。

実は、答えはすごく単純なんです。

 

その単純な答えをみんな思いつけません。

 

そして、思いつかせるための方法が秀逸なんです。

画びょうを箱から出して、置いておいてあげるのです。

これをするだけで、途端にみんな思いつくそうです。

 

そう、画びょうが入っている箱は、「画びょうの入れ物である」という前提がフィルターと なってしまい、そもそも箱を道具としてみなせなくなってしまうのです。

しかし、画びょうと箱を分けておいておけば、「あ、箱も使っていいんだ」と気づきます。

 

答えはこうなります↓

Wikipedia より

 この実験が教えてくれるのは、自分が気づかないうちに、あるものの用途・役割を決めつけてしまっていることがあるということです。そのような前提に気付き、外すことが自分でできれば、何か面白いことがひらめくかもしれませんね!どうしてもひらめきがほしい時は、身の回りのものに対する前提を疑ってみましょう。

 

本日は、東京都世田谷ちゅうしん整体院 村山先生のコラムを紹介いたしました。